こんにちは。角谷由美です。
自宅の設計に取り掛かった時に、一番大事にしたのは「空間の広がり」。
リビングと庭の一体感や、廊下とリビングのつながり、玄関に入った時に
庭までつながる視線・・・
玄関を開けるとブラックウォールナットのヘリンボーンの床、そしてクリアなガラスの
引き違い戸を通してリビングと庭がつながります。
右側の鏡張りのシューズクロークも空間を広く見せてくれるポイントです・・・
玄関からリビングに入る引き違い戸は、柏木工のSOWAのウォールナット。
天井高に合わせた特注の上吊で、スッキリとしたデザインで
ウォールナットのハンドスクレイフの床とヘリンボーンの床の境に
クリアでありながら、存在感のある引き違い戸です。
階段から降りると、玄関ホールと廊下とリビングがガラスを通してつながっている様子が
わかります・・・
この後、このホワイトバードのオブジェを飾り、ガラスの抜け感を強調しています・・・
廊下の突き当りにもガラスのスリットが入り、圧迫感を無くしています・・・
2方向にガラスのスリットを入れて、光も入り明るい廊下へ・・・
プラス、ガラスのオブジェを飾り空間のアクセントに・・・
隣のガラスの飾り棚と連続した美しさを出す為に、ソファの背中が見える場所は
ブラウンのカラーガラスを入れています。
落ち着いた色合いのブラウンのカラーガラスは・・・??
製作食器棚の背面にも採用して、光の反射とミラー効果を演出して
空間に抜け感を出しています・・・
食器棚の背面に光が入り、空間につながりが出るのです・・・
食器棚の下の現在はワインが置かれている(本来はマガジンラック)背面は、カラーガラスと同色の
アクセントクロスを選んで、調和を大事に・・・
この違いを気づいてくれる人はいないので、自分で説明しています。(笑)
他にも・・・??
2階の主寝室の書斎コーナーの手前の鏡のクローゼットは、空間を
倍の広さで見せてくれます・・・
奥のクローゼットのおかげで、空間に連続性が生まれています・・・
洗面脱衣場と浴室のつながりもガラスとミラーと鏡面のビアンコの床で
広々とした印象に・・・
レストルームの鏡も横長に配置して広さを演出しています・・・
2階の手洗いカウンター前の鏡はスウィートグラスのモザイクタイルと合わせて
抜け感を出しています・・・
アイアンとガラス扉の飾り棚や・・・
アンティークホワイトとガラスの飾り棚も・・・
様々なガラス素材で、空間を仕切ったり見せたりして、プラス光を加えると
ガラスとミラーの素材で様々な空間を愉しむことが出来るのです。