こんにちは。角谷由美です。

　ラグジュアリーな浴室をお伝えした後は

　大工さんの大変な作業をご紹介します。

和の設えのY様邸は、既存の脱衣所の床材も無垢でしたので

　今回は、ヨーロピアンオークのナイフカット加工をした床を

　ご提案させて頂きました。

踏み心地が良く、木の温もりのある無垢材です。

無垢材は、一つ一つ木目の表情が違いますので

　先ずは、広げて全体の感じを見ます。

そして、仮置きしてから・・・？？

収縮に備えて、プラスチックのチップを挟んで

　少しだけ間を開けて床を張って行きます。

この時期は、木が膨張しているので、あまり必要ないのですが

　浴室からの湿気がある時に備えて、少しだけ間を

　取りました。




そして・・・？？

（着工前の脱衣所）




こちらは、着工前の脱衣場の入り口ですが

　床が6センチくらい上がってい段差になっていました。

今回は、この建具をそのまま利用しつつ

　床の段差を無くすため、敷居を取り除いた後の

　建具枠の補修が必要でした。

同じ樹種のタモ材で欠けた部分を継ぎ足して

　ビス穴を埋木します。

この後、塗装をしてもっと目立たなくなります。


既存の建具を活かしたまま、バリアフリーになりました。




一つ一つの納まりを丁寧に仕上げて行きます。




そして、今ブログをアップしようとしたら

　戸塚君から写真が届きました。

養生をする前の写真です。

　戸塚君、ありがとう！！




段差も無くなっている所も良くわかりますね。