HEISEI GOOD DESIGN
グッドデザイン賞受賞

会社のシステムとしては異例の、グッドデザイン賞受賞

平成建設は、建設業界で他に類を見ない「内製化システム」という組織体制を構築している、新しいスタイルの建設会社です。 従来のような下請け業者へ外注するアウトソーシングを脱し、職人集団の育成や社員の多能技能化によって、建築プロセスのほとんどを自社で行う社内体制「内製化システム」を確立。この試みが既存の建築業界へのチャレンジとして評価され、日本で唯一、建設会社の仕組みそのものに対してグッドデザイン賞を受賞しました。
ハイレベルな設計と職人の技術

多種多様な要望に
職人の高い技術で対応する

建築はもともとオーダーメイドでつくりあげるもので、職人の技術の結晶でした。施主の高い要求に応え、それを上回る技術と経験と知恵によって積み上げられてきたものでした。規格化・画一化された建築の時代を過ぎ、多様化した現代においてもまた、職人の高い技術と知恵が要求されています。平成建設は建築の品質を維持するための職人工房をつくり上げ、大工の技術を活かした木造建築、多能技能工の技術を活かしたコンクリート建築、そしてその融合など、多様な要望に対し、柔軟に応えることが可能です。

職人工房と社員割合

職人を主体とする組織構成

職人を中心とした会社を現すように、平成建設の4割が現場で働く職人。通常の建設会社では職人を外注に頼るため、この割合はほぼ0といえます。創業当初から施主と現場をつなぐ職人を中心とした組織をつくり、仕事の繁閑に対応できるよう職人の多能工化を進めた結果、このような社員構成が可能になりました。
大工人口減少と大工たち

危機的状況にある日本の建築を支えてゆく

高度経済成長期に効率を優先する建築の販売システムが台頭し、建築が規格化され、大工は高い技術を必要とされなくなりました。下請けとなり、価格決定権を持てなくなったことで賃金が下がり、技術を継承する弟子を雇えなくなった、日本の大工。このままでは伝統的な木造建築が建てられなくなり、希少化しまいます。日本の木の文化が衰退してしまうことを防ぐためにも、私たちはこの内製化システムでより多くの建築を手掛けていきたいと考えています。