ARCHITECT

幸福 実和

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WORKS

MESSAGE

設計の醍醐味は誰かの想いや希望など、目に見えない、言葉で表現しにくいものを代弁して建築の言葉に置き換え、さらにそれを体験できるように現実化するプロセスにあると思います。

それはまさに言い換えれば、異なることばとことばを繋ぐ「翻訳者」としての役割です。

この「訳する」ことは、発注者や使う人の思いであることは当然として、敷地の法的要件や、いわゆる「土地の力」として捉えられる敷地のポテンシャルであったり、収まりの良さや美しさにつながる施工性の良さなど、様々な方向の意思、思いを上手く受け渡すことに繋がります。

そこに「意訳」としての自らの想いを加えることは「スパイス」として働かせることとして心に留めており、過剰にならないように常にプロジェクト毎に一つだけ新しいことにチャレンジすると決めています。

そんな建築設計で、自分が心に留めていることは『シンプルであること』『《デザイン》に強度があること』『長く使えること』です。

訳者としての役割を全うするにはコミュニケーション、「対話」は非常に重要で、発せられた言葉の隙間に真実が見出されることもしばしばあります。それを如何に遂行できるかが、建築プロジェクトの成功につながると感じています。


PROFILE

東京工業大学大学院卒業後、リチャード・ロジャースへ
ロンドンでの海外勤務を経験した後、国内リノベーション設計事務所のブルースタジオを経て、2010年平成建設入社