在宅時間を快適にする劇的before→after-3 2021.2.6

こんにちは。リフォーム設計の池上です。

在宅時間を快適に過ごしたい。そんな思いで築13年程の建物をリノベーションする事になったS様。完成した建物はどの様になったのでしょうか?

beforeの詳細は前回のブログをご覧ください。こちら

もともと、玄関正面は階段の手すり壁が斜めにあり、普通の玄関でしたが・・・

改修後は 既存部分が残る階段の雰囲気を感じさせないよう、階段手摺が取り付く位置を上手くずらしながら 大小異なるニッチを 部分的に開口としながら 壁厚の範囲で設けました。

今まで奥まで続いていた廊下部分は無くなり、リビングの入り口と、トイレの入り口に生まれ変わりました。

トイレは階段下に設置することで、窓は無くなりましたが マンションなどは基本トイレに窓は無いので、それ程気にならないと私は思っています。

リビングに入ると、素敵に対面配置されたキッチンがお出迎えしてくれます。

奥に見えるのが、勝手口です。サッシは改修していないので、元の位置のままですが、あまり目立たないよう収納で上手く隠しています。

ここが、もともとダイニングの上にあったトップライトの部分です。広範囲が明るくなるように、天井開口を壁いっぱいまで広げました。

ルーバーを設けた理由ですが、ただオシャレにと言う訳ではなく、天井開口を広げることにより、既存の梁や火打ち材が見えて来るため、もともと魅せる事を想定していないこれらの部材は見た目を意識して配置されていない為、それを気にさせない為のルーバーでもあります。

キッチンの上で、日中は十分明るいのですが、夜は照明も必要です。天井の板状の造作は手元灯としてのペンダントを吊るす為の物でした。

ダイニング側より見ると、トップライトのルーバーがとても素敵な空間のアクセントになっています。

少し斜めになったキッチンカウンターの壁は、つま先が当たらないのでカウンター越しの会話が楽になります。そして、カウンターの下にもう1枚カウンターを設けることで、ついついカウンターの上に物を置きたくなる悪い癖(私です・・・)があっても、下側のカウンターに置けば 常にスッキリ見えるのでお勧めです。

冷蔵庫や、家電収納などのゴチャゴチャしそうなパーツは目立たないキッチンの一番奥側に設置出来るよう計画しました。 この為、手前のワイングラスが下がっている所のカウンターは、電子レンジが置かれる訳でもなく 常にスッキリと、作業スペースに使えます。

キッチン正面に見えるガラスの無い黒い扉を開けると・・・・・

なんと、3帖程のリビングから使えるウォークインクローゼットが現れます。ここはもともと廊下とトイレと、元和室の押入れだった場所。正面の窓は元トイレの窓だったところです。(収納部屋なので、窓枠は白色に交換せず既存のままです)

リビングに これだけの収納があれば、突然の来客があっても とりあえず詰め込む事が出来ます。増築せずに間取りを工夫するだけで、3帖も収納を作る事が出来ました!

収納内部なので、リビングとは異なり思い切った壁紙を選びました。

リビングは、既存のソファーがそのまま収まるように、背面に壁を設けて・・・・

TV台は、ルンバが掃除し易いように足元が浮いたデザインに仕上げました。

もともと、和室部分は壁と建具で区切られていましたが、柱を残して全て撤去。

とても広々とした空間になりました。

もともと和室だった所は、リビングと一体のスペースに生まれ変わり、素敵な飾り棚と収納が付きました。

いかがでしょうか?

次回は、詳細な部分もご紹介します。

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