おはようございます。角谷由美です。

 

今回が密着ブログのラストになります。

 

 

ご協力頂きましたS様、ありがとうございました！

 

 

そして、最後まで楽しみにして応援して頂いた皆様

　ありがとうございました！

 

 

今日は、設計者としての私の思いをお伝えします。

 

 

 

 

 

 

 

 

借りぐらしのアリエッティを見て「こんな家に住みたいな・・・」

　そんなご要望からスタートした今回のリノベーションです。

 

 

アニメーションの画像では抽象的な部分が多くそれを具体化するに

　あたり最初にご提案したのがウィリアムモリスのクロスです。

凹凸感があり柄の主張が凄いのですが地の色を見るとくすんだ

　落ち着いたベースになっています。その地色の焦げ茶を天井の

　クロスにして、だけれど暗くならないように床はホワイトマーブルに

　しています。

 

 

 

 

 

 

そして、奥様の大好きなグリーンをキッチンの床のみにアクセントで

　入れています。Pタイルの柄にはないので、特注でサイズを

　指定してオフホワイトと組み合わせました。

 

 

 

 

今回はこだわりのオーダー品やアンティークな物を多く

　取り入れています。

 

 

 

 

 

 

アールのドアにはステンドグラスを入れて・・・

 

 

 

 

 

 

 

ドアノブはアンティークで・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1階のトイレはアンティークな鏡とアンティーククロスを・・・

 

 

 

 

 

 

 

洗面ボールと水栓金具は輸入品で・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

2階のトイレはアンティークなアクセサリーとアンティーククロスで・・・

 

 

 

 

 

 

 

そして、家具はお客様のテイストに合ったオーダーメイドで・・・

 

 

 

 

 

 

 

木製のオーダー品は塗装の色合いでもかなり違って来ます・・・

 

 

 

 

 

 

ピンポイントできかせた間接照明もくつろいだ雰囲気づくりには

　欠かせません・・・

 

 

 

 

お客様のテイストに合ったものを具現化する。

 

 

私自身の引き出しが多くないと様々なご要望にお応えするのは

　難しくなります。

 

 

学生時代から建築を学び、幼少期からお絵かきを学び（学生時代より

　この時の感性の方が磨かれたかも？）未だに、本を読み実際の

　建築を見て、海外にも行き、夜考えて考えて・・・

 

 

 

何だか楽しのか苦しいのかわからない狭間でいつも考えています。

 

 

 

 

自分にとって良いものを考えるのは簡単ですが、お客様にとって

　良いもの・・・

 

 

 

 

コスト・デザイン・安全性・耐久性・時間・・・いろいろな制約の中で

　ベストなものを考えること。

 

 

 

 

それがプロの仕事です。

 

 

 

どれかを犠牲にすることなくベストな案を考える事。

 

 

 

 

これだからしょうがない。誰々がこうだから出来ない。

　大変だから出来ない・・・

 

 

 

 

そうではなく、何時も自己責任で自分がベストを尽くす事。

 

 

 

 

たまに睡眠時間1週間で10時間を切る・・・なんて事もありますが

　これからも今以上の自分になれるようにベストを尽くしたいと

　思います。

 

 

 

 

 

いつもブログの最終回は達成感というよりも悲しくなります。

　そして、次の現場へのプレッシャーで苦しくなります。

 

 

 

 

だけれども、続いていけるのは単純に建築が好きだから・・・

 

 

 

そんな答えしか見つかりません・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは、ムーミン谷の住人と次の現場に行ってきます！

 

 

 

これからも、ブログを応援して下さい！

 

 

 

 

 

 

 

 

お気に入りのセブ島より。

 

 

全ての職人さん達に感謝を込めて。

 

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2011/03/30　設計・施工監理　　　角谷由美でした。