こんにちは。角谷由美です。
今日は、昨夜遅くに届いた福田君からのメッセージをお伝えします。
I様の笑顔が今から目に浮かぶようです・・・
それでは、以下福田君のコメントです。
・I様邸改修工事を終えて・・・
まずは、住まわれながらの工事でしたので、大変ご迷惑を掛けてしまっていたと
思いますが、I様、本当にありがとうございました。
2ヵ月間という長いようで、あっという間の充実した時間を過ごさせて
もらいました。
改修工事ならではの、お客様と一緒に工事と同時進行で寸法などを決めさせて
いただく部分は特にそう思いました。
小上がりの高さ・家電収納の詳細・TVボードの位置関係などなど
使っている家電や家具、今回を機に買っていただける家電や
家具から寸法や動線をご提案させてもらったり、ご要望を形に
するために知恵を絞ったりと、頭もだいぶ使いました。
(やはり、簡単に無理ですとは言いたくないですから…(笑))
(和室の押し入れは仏壇とお布団とTVが入るのです。角谷補足)
(しかも仕上がりは美しく 角谷補足)
そして、楠・ブラックウォールナット・栗など無垢の制作家具や制作下駄箱も
頭から煙を出しながら造らさせて頂きました。
プリント合板では出せない、無垢材の持つ表情や質感、それらを十分に
引き出しながらも、使い勝手や経年変化を考えて制作させて頂き
納まりをミリ単位で決めさせていただきました。
(詳細は下記の大工工事部ブログの方で書かせていただきます。)
http://blog.heiseikensetu.co.jp/diary/carpenter/
だから、先日I様邸に伺った時に、炬燵の天板の細工を
説明させて頂いた時の反応や、きっちり収納されているクローゼット
下駄箱を見たときは、感動モノでした。
私たちの造るモノは、大量生産されたものでもなく
作り手個人のみの想いが込められたものでもありません。
お客様とのいろいろなやり取りがあり、実際に使われたりする
空間を知っている設計士や大工だからこそ、お客様のことを考えた
最善の一点ものが、ご提案・造らさせて頂いけていると思っています。
I様邸改修工事に携わらせて頂いたことに
角谷さんと仕事ができたことに、原田と阿吽の呼吸で仕事ができるように
なったことに、みんなの協力に感謝するとともに
I様の生活がより豊かになることを願いまして、終わりとします。
I様、本当にありがとうございました。
大工 福田 昌平
以上、福田君からのコメントでした。
彼の素直な真面目さ、優しさは作品でも現れています。
是非、大工ブログで今後の彼の成長と作品を
見守って頂けましたらと思います。
さあ、次回はラストです。
設計者としての私の思いをお伝えします・・・