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  • デザインリノベーション

    2013/06/09

    こんにちは。角谷由美です。

     今日で「白い畳・墨の建具」のブログは最終回となります。

    今まで、現場密着ブログにご協力頂きましたI様、本当に

     ありがとうございました。

    I様とは昨年お会いする事が出来、私の内覧会に何度も

     ご来場頂き、デザインリノベーションの世界を気に入って頂き

     ご自身も「和室は、もっと思いっきり遊びたくなったの・・・。」と

     ご希望され、設計者としても思いっきり趣向を凝らした

     デザインリノベーションをご提案することが出来ました。

     

     

     

     

    内覧会の時の皆さまからの「うわぁ~・・・!」をお聞きする前から

     I様に、「こんなに素敵になるなんて・・・!」とのお言葉を頂く事が出来

     もう、嬉しいかぎりでした。

     

     

     

     

    世の中ではリフォームと言うと、古いものを壊し新しいものへ

     改修する工事が一般的です。でも、そこをトータルデザインをすることで

     より快適な、より寛げる、より価値のある空間へとなります。

    ここで、最大の変化は住まわれる方の「お気持ち」なのです。

     

     

     

     

    「美しい空間」とは、今そこにあるだけで気持ちの安らぎにつながります。

     お友達をお招きする時だけではなく、朝起きてコーヒーを入れたり

     お花を育てたり、読書をしたり、TVを眺めたり、ただ寛いだり・・・

     生活のいろいろなシーンが美しく変化するのです。

     

     

     

    私の子育ては、「おやつの前にお片付けしましょうね。」から始まり

     手を洗って、テーブルにかわいいおやつを並べて一緒に会話を

     楽しみながら過ごしていました。(20年以上前ですが・・・(笑))

     幼い子供たちに、キレイにしてから食べると気持ちも見た目も

     美味しくなる・・・そんなことを感じて欲しいと願っていたのです。

     

    「美しい・・・」は、そんな生活の小さなことから始まるのではないかと

     思っております。

     

    先日ネットのアンケートに夫婦円満の秘訣は

     

     「何をキレイにすると良いでしょうか?」

     

     

    との質問があり・・・

     

     

    答えは、「テーブルの上」とのことです。

     

     

    やはり、気持ち良く食事が出来る空間は心が落ち着きますよね。

     毎年訪れるテーブルウェアショーに沢山の一般の女性が訪れるのも

     そんな、日々の豊かさを求める方々が増えて来たのではないでしょうか・・・

     

     

     

     

    美しいダイニングテーブルでのお食事タイム・・・

     その向こうには、「奥様が遊び心のある和の空間。」とご希望された

     白い和の空間・・・

     

     

     

     

    格子戸を開けると、木目の鏡面扉の収納の下の鏡効果で

     どこまでも続く広がりの空間へ・・・

     

     

     

     

    千本格子の建具は間接照明に照らされた和の空間をより引き立たせる

     陰影を醸し出します。

     

     

     

     

    圧迫感がなく、洋と和の空間の仕切りになります。

     栗、楠、タモの無垢材を使った和室は世界でたった一つの

     I様の為の空間です。いつもI様がお声かけして頂いた

     福田君と原田君が製作したI様への心のこもった空間

     なのです。

     

     

    そして、無垢材だけではなく、沢山の製作収納も

     彼らの力作です。

     

     

    デザインリノベーションと言っても美しいだけでは

     心の安らぎは得られません。美しさを保つためには

     収納量も確保しなければなりません。

     

     

     

     

     

    美しい町屋襖の朱赤の扉を開けると・・・

     

     

     

     

    右側は小さなお仏壇のスペースになります。

     

     

     

     

    小さな引き出しにお数珠やお線香などが入ります。

     

     

     

     

     

    左側の上部はTVが入ります。

     和の美しさを大事にして、TVをご覧になる時だけ

     襖を開けます。

     

     

     

    そして、その下はお布団の入るスペースです。

     TVをご覧になる時にお布団が見えないように

     スライドして扉が上におさまる仕掛けです。

     

     

     

     

    日々の生活と心を豊かにするリノベーション・・・

     I様のこれからの生活の少しでもお役に立てればと

     願っております。

     

    季節毎に裏と表の柄が楽しめる町屋襖・・・

     来客時にお客様が席をお立ちになった時に

     入れ替えたら・・・?

     

     

     

     

    そんな演出もいつか楽しんで頂けるかもしれませんね・・・

     

     

     

    「白い畳・墨の建具」リノベーション・・・いかがでしたか?

     デザインリノベーションにご興味のある方、作品事例が

     沢山掲載されておりますので、是非HDS(平成デザインスタジオ)

     のホームページをご覧になって下さい。

     

    http://www.hd-s.jp/prof/789.html

     

     

    ご連絡をお待ちしております。

     

     

     

    それでは、全ての職人さん達に感謝を込めて・・・

     

     

     

     

    I様にもご紹介しました沼津のフレンチOPERAさんにて・・・

     

                  2013年6月9日

                  設計・施工監理 角谷由美でした。

 
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