こんにちは リフォーム設計の池上です。
在宅時間を快適に過ごしたい。そんな思いで築13年程の建物をリノベーションする事になったS様。前回に続き、完成した建物の詳細をご紹介します。 既存の写真は前回ご紹介したこちらをご覧ください。
新しく生まれ変わったキッチンまわりですが、レンジフードに特徴があります。
よく見ていただくと、フードの裏側と側面、いわゆる対面側は壁紙で仕上がっています。
一般的には、このように正面をOpenにする場合は、側面の壁に取り付けるサイドフードを選びます。
それでも良いのですが、このサイドフードって地味に価格が高いのと、いかにもキッチンのレンジフード! という感じになってしまいます。
S様のお宅は、大工工事で天井から下がり壁を造作し、正面付けのレンジフードで正面をOpenにした空間を作っています。
壁紙で仕上げることで、内装の雰囲気に合わせやすいし、平成建設のリフォームチラシに乗っているお得なキッチンが、仕様を変えずそのまま取付出来ます。
この造作壁の下側は、レンジフードと同じ様に汚れやすい部分なので、壁紙と同じ様な柄のメラミン化粧板(机やカウンターに使われる掃除し易い樹脂系の素材)を張り付け、拭き掃除が出来るようにしています。
コストを抑えてオシャレに使い易く!大切なポイントですよね。
実は この素材、玄関正面の飾り棚にも使っています。
一見、クロスで仕上げられたニッチスペースですが、水平面をクロスで仕上げると ホコリを拭き取る時にクロスが痛みます。
通常はこの様に、下側にカウンターを入れてお手入れし易くするのですが、今回の様に大小異なる大きさのニッチをデザインした場合、とても野暮ったく感じてしまいます。
メラミン化粧板を貼ってこのようにスッキリと・・・・
キッチンの方へ話を戻して・・・
レンジフードの裏側は、そんな訳で、この様なオシャレなデザインにすることが出来ました。
キッチン側も、さりげなくオシャレで便利な工夫があります。
キッチンのシンクとコンロの間、ワークスペース部分ですが、ハンドミキサーなど調理家電を使いたい時は多いですよね。キッチン自体にコンセントが付いているPanasonicのキッチンであれば必要ありませんが、他メーカーのキッチンにはコンセントが付いていません。
ですが、このスライド式コンセントを使えば、カウンターの立ち上がりが低いケースでもコンセントを設ける事が出来ます。シンクも近く、水も跳ねる場所なので、フタがあると安心ですよね! コンセント以外に、USBコンセントのラインナップもあります。
キッチン背面収納の間接照明の棚には、ワイン好きなご夫婦の為にワインハンガーとしての機能も持たせました。
エコカラットの白いタイルが さりげなく リビングの雰囲気を上品に演出してくれます。
TVの背面にも同じタイルを使用して、空間に統一感を作ります・・・・
キッチン対面通路の先の扉を開けると、その先は洗面化粧台になります。
既存はこんな感じで、廊下からの入り口もありましたが、そこを無くして洗面化粧台を造作しました。
家具を置き難い斜めの壁部分を使い 造り付の洗面化粧台とすることで、スペースも無駄なくオシャレに生かしています。
アクセントタイルは、植物の葉脈をデザインしたガラスタイルを使用して、スタイリッシュな雰囲気に仕上げました。
ステキに生まれ変わったS様のリノベーションはいかがでしたか?
毎年、お正月は泊まり掛けでお出かけされていたS様。
コロナ禍というのもありますが、自宅が素敵になると、外出が遠のきますねと・・・。
今年のお正月は在宅時間を楽しまれたそうです。
自宅で在宅ワークをされる方も多くなり、今のご自宅を何とかしたいと考えている方。
今まで使い難いなと、ご自宅に不満をお持ちの方。
冬の寒さを何とかしたいと思っている方。
ステキなアドバイスが出来ると思いますので、是非 一度 ご相談にいらして下さい。
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