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  • デザインリノベーションの設計者から皆さまへ

    2014/11/17

    こんにちは。角谷由美です。

     今日でこちらのブログは最終回になります。

     

    密着ブログそして内覧会にご協力頂きました

     N様、ありがとうございました。

     

    そして、最後までこちらのブログにご訪問

     頂きました皆様、ありがとうございました。

     

     

     

    「デザインリノベーション」って何でしょう??

     

     

    今日は、いつも私が大事にしている事を

     お伝えしようと思います・・・

     

     

     

     

     

    ブラックウォーツナットの無垢材の耳付一枚板。

     この世界で一枚の素材をN様の為に

     ダイニングテーブルとしてご提案しました。

     

    ブラックウォールナットの仕上げは艶を

     あまり出さないように配慮したウレタン塗装。

     お手入れは簡単ですが、無垢材の素材感を

     大事にしています・・・

    木目の芯材から表皮に向かうグラデーションが

     これからの年月で深みを増して行きます・・・

     

    その立ち上がりの壁面には釉薬の仕上がりの

     色むらを愉しめるモザイクタイルと

     カウンター下にはLEDの間接照明を加え

     撮影小物には、エミリオ・ロバのクチュール

     フラワーと奥様のコレクションのテディ・・・

     

    生花では表現できない花、茎1本1本の美しさを

     最大限に引き出し動きを与えた

     モダンアーティフィシャルフラワーは

     世界中で高く評価されています・・・

     

     

    この小さな空間にもこれだけの素材が

     合わさり、独特の世界感を生み出すのです・・・

     

     

    少し遠くから全体を観てみると・・・??

     

     

     

     

    ブラックウォールナットの無垢材のハンドスクレイフ 

     加工の床材、ブラックウォールナットの飾り棚

     そして、先ほどのダイニングテーブルと

     キッチンカウンター、モザイクタイルが

     素材感と色合い、大きさのバランスを取りながら

     美しいコラボになるのです・・・

     

     

    飾り棚の大きさとアンティーク建具のバランス

     それぞれに「なぜ、そうなるか?」という

     意味合いがあり、答えがあるのです・・・

     

    その答えは、私とN様のキャッチボールの

     中から、私の経験の引き出しの中から

     多くのデザインの中から、職人さん達との

     キャッチボールの中から・・・

     

     

    N様の為のオンリーワンの答えが

     見つかります・・・

     

     

    リフォームの過程の中で、素材を決めて

     床を張り、壁を作り、天井を張り

     その一つ一つの過程の合間にこの

     作業が加わって来ます・・・

     

     

    考える、ご提案する、考える、コラボする

     この作業を繰り返しながら、自分の

     引出しを広げて行きます・・・

     

     

    良い言葉で言えば

     「掘り下げて創り込んでいく。」

     

    他の言葉では

     「膨大な作業にのめり込んでいく。」

     

     

    時々、周りの方に「角谷さんはセンスが

     いいから・・・」とお褒めの言葉を頂くのですが

     実情は一つの事を決めるのに、全体の

     バランスを考えて、もがき苦しんでいるのです・・・

    現場の皆に協力してもらいながら、考えたデザインを

     最良の方法で形にして行くのです・・・

     

     

    例えば・・・

     

     

    大正時代のこの素敵なアンティークガラス戸・・・

     

     

    存在感があり、素敵なガラス模様そしてグリーンと

     ブルーの色ガラス。

    こんなに個性の強い素材が加わると、他との

     バランスを全て再チェックするのです。

     

    頭の中でクルクルと、建築的なおさまりを

     確認してから、大きさ、色、質感

     トータルバランス・・・

     

     

    「う~ん・・・いい感じ♡」となるまでは

     油断が出来ないのです。

     

     

    この作業を怠ると、とっても素敵で高級感の 

     ある素材を採用したとしても・・・

     

     

    ???   何だかナ・・・

     

     

     

    そんな空間になってしまうのです。

     

     

     

    この空間に合うファブリック・・・

     ウィリアムモリスのオーダーカーテンと

     その共生地でオーダーしたクッション・・・

     

     

    既存の白いソファーや存在感のある

     ブラックウォールナットの無垢材と

     調和が取れるのです・・・

     

     

     

    先日、会社のフェイスブックの記事でも

     お話しましたが、京都の料亭の主との

     会話の中で

     

    「おもてなしをする為の空間創りに

     床、壁、天井、照明、椅子、坪庭

     額、小物の調和からはじまり・・・

     器、料理の素材選びから組み合わせ

     演出、もちろん味・・・

     そして、スタッフの教育・・・」

     

     

    「全てが、うまいこといかへんと・・・」

     

     

     

     

    漆のカウンターで頂く、京懐石料理の

     一品一品を、そんな会話と建築とを

     考えながら頂きました・・・

     

     

    「限られた時間、限られた予算

     それをトータルでデザインして

     行くのです・・・」

     

     

    いつも、最後の最後まで考えながら

     現場で実際のバランスを見ながら

     作業を進めて行きます・・・

     

     

    でも、これが大好きな作業なのです!!

     

     

    一つ一つを考えてトータルバランスの

     取れた、美しい空間へ・・・

     

     

     

    そして・・・

     

     

     

    こんなに素敵なお客様の笑顔に出逢えたら・・・

     

     

     

    もう、ウルウルしてしまうのです・・・

     

     

     

    お引渡し後、ブラックウォールナットの

     ダイニングテーブルでお茶を頂きながら

     奥様から・・・

     

     

    「もう、どれも好きなの・・・」と

     

     

    そんな素敵なお言葉を頂くと

     もう、「ジ~ン」と来てしまうのです!!

     

    N様、本当にありがとうございました!!

     

     

     

    これからも、お客様との素敵な出逢いを

     大事に、良い作品創りをして行きたいと

     願っております。

     

     

     

    デザインリノベーション、もちろんご新築を

     お考えの皆さま、是非お声をかけて下さい!!

     

     

    「う~ん・・・」と悩みながら素敵な空間創りを

     ご提案させて頂きます!!

     

     

     

                      京都 高桐院にて

                      2014.11.17

                      設計・施工監理 角谷由美でした・・・

     

     

    ※来年年明けにも素敵なデザインリノベーションの

     新しい現場のブログがスタートします。

     楽しみにしていて下さい!!

     

    ※私の建築探方&素敵スポットのブログは毎日更新

     しています。

     

    http://www.hd-s.jp/blog/yumi_kadotani

     

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