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  • 大工 山中君からのコメント

    2015/12/21

    こんにちは。角谷由美です。

     今日は大工の山中君からのコメントをご紹介します。

     

    先ほど、メールを開いて私も感動しました。

     

     

     

    以下、山中君からです・・・

     

     

     

    E様、このたびは平成建設にリノベーションをご依頼頂き

     ありがとうございます。

    私個人としてもE様邸に携われたことを本当に感謝してます。

     

     



    振り返り大きく感じるのは、リフォームとはまた違う

     デザインリノベーションの難しさと楽しさです。

    建築全般の中でも特に、関わる人により完成形が

     大きく変わることを感じました。


    営業・設計・管理としてまとめ上げたのが角谷由美さん

     だから

    設計として山口さんが図面を描いてくれたから

     

     


    監督として西田が段取りをしてくれたから

     

     



    大工として平松や自分がそれぞれの目線で提案し

     形に出来たから

    関わった職人がより良い仕上がりを求めたから

    そして何より、E様だから。

     




    「この人でなければ」ではなく、「この人だから」というのが

     形になる喜び、 と同時に背負う責任感。

    ものづくりをする上で分かっていたことだけど

     とても大事なことを強く感じる現場となりました。


    また個人的に大工の観点からですと、茶室という難関が

     大きな印象として残ってます。

     



    お茶の習わしや歴史、茶室の基本的な納まり、材の表情の

     見せ方、材と材の合わせ方・・・

    また4畳半という小間の茶室は、視点や目線の高さによって

     見え方が大きく変化することも頭を悩ませました。


    図面では表現しきれない小間ならではの視界と向かい合い

    E様好み、角谷由美さん好みをくみ取り、なおかつ

     山中好みを加えつつ、

    その時出会えることが出来た数多ある材のそれぞれの

     表情をかけ合わせる。

    大変でしたが、大きなやりがいのある仕事でした。

    4畳半の中に生まれた各所の景色が鮮明に

     記憶に残ってます。

     

     



    また水屋の一部分など仕上がりに関して

    E様から「任せるよ」と言って頂けたのは

     本当に大工冥利に尽きる瞬間でした。

     




    E様のお話も、お持ちの書物も本当に興味深いこと

     ばかりです。

     

     



    職人の手仕事がお好きでご理解の深いE様にこうして

     出会えたことに感謝してます。

    これからも末永いお付き合い宜しくお願い致します。

     

     

     

    以上、山中君からのコメントをご紹介しました。

     

     

     

    E様、ウルウルしていませんか??
     

 
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