おはようございます。角谷由美です。
昨日は、2週連続で新しい現場が始まりました。
解体をすると、思わぬ問題点が出て来たり
配線ルートの見直しや、補修方法を検討したり
スタッフ一同で様々な事を打ち合わせして進めて行きます。
現場のブログでもご紹介していますので、是非ご覧になって下さい。
昨年の6月に完成公開をした、「名古屋城本丸御殿」を訪れました。

金シャチ横丁から名古屋城に向かい、この反対側に完成したものは・・・??

徳川家康の命を受けて、9男の徳川義直の住居として
1615年に建てられた建物を2009年から江戸時代の記録に
基づき、古い写真や史料をもとに復元工事に着手しています。

内部に入ると目を惹くのが、金箔の襖絵・・・

これが、奥に進むほど絢爛豪華になって行くのです・・・

格天井や、白木の建具から始まり・・・

藩主の来客との公的な謁見に使われた「表書院」では、漆の欄間が現れ・・・

来客との対面や宴席などに使われた「対面所」は
表書院に比べて豪華な内装になっています・・・

欄間の造りも細かい細工が入り・・・

上洛殿は、本丸御殿の中でも格式高い場所で・・・

両面が立体的な図柄になった見事な欄間に・・・

漆と金箔の建具にも細かい細工が施されています・・・

各分野の一流の専門家が集まり、建物の意匠や絵画、建具、金物といった
細かな部分まで忠実に蘇ったプロジェクトは、本当に見応えがありました。
金箔と漆をここまで使った建物は、初めて観させて頂きました。