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  • 組子との出会い

    2016/03/15

    組子職人、吉原さんとの出会いは数年前のIFFT(Interior Lifestyle Living )

    の会場でした。

     

    実際に見て、触れた組子の精緻で繊細な美しさにすっかり魅せられて、

    ブースにいらっしゃった吉原さんと話し込んでしまったのを覚えています。

     

     

     

    いつか一緒にお仕事が出来たら、とほんのり思っていたら意外にも早くそ

    の機会は訪れました。

     

     

    吉原さんのお人柄と技術の高さで、大変喜んで頂けた過去の事例は、デザイ

    ンブログにてご紹介しています。

     

     

    KAZE

    組子細工を使ったデザイン 2

     

     

    今回の住宅では木を使い、普通ではない見せ場となるようなデザインやコー

    ディネート提案をして欲しいとのご依頼を頂いていました。

     

     

    ▪玄関に置き型の照明器具+廊下ブラケット

    ▪和室の3枚引き戸の障子+欄間のデザイン

    ▪表札

    ▪置き家具のセレクト・コーディネート

     

     

    次回から、順を追ってご紹介していきます。

  • ISETAN JAPAN SENSES

    2016/01/10

    こんにちは。

    デザイン部中村です。

     

     

    タイムリーなお知らせがあります。

     

     

     

    伊勢丹新宿店本館6階にて開催中の

    47都道府県のものづくりに、ブログでご紹介中の吉原木工所さん

    とお仲間のシマネRプロダクトの皆さんが出展されています。

     

     

    シマネRプロダクトは、世界最高峰とされるフランスのインテリア

    見本市「メゾン・エ・オブジェ」に3年連続出展されている若手職人

    チーム。

     

    伝統技術をもって現代にあったモノづくりを柔軟な発想でカタチにし、

    世界中のバイヤーから注目を集めています。

     

     

    こちらから

     

     

    以下、画像はシマネRプロダクトさんの作品です。

     

     

    組子の照明や

     

     

     

    吹き硝子の花器

     

     

     

    風鈴

     

     

     

     

     

    全国から伝統の技を駆使した工芸品の数々が催物場一杯に展示され、

    とても見ごたえがありました。

     

     

    明日11日まで開催ですので、お近くの方は是非。

     

     

     

    吉原木工所さんの組子細工は新宿高島屋14F 人形町今半でも内装に

    華を添えています。

     

     

     

    暖簾をくぐって直ぐの天井照明に

     

     

     

     

    障子

     

     

     

     

    伝統工芸の技術を堪能しつつ、美味しいすき焼きランチも

    お勧めです。

     

     

     

     

     

     

     

  • 組子細工が織りなす世界

    2015/12/26

    前回UPした外観写真で、全体の雰囲気は伝わったでしょうか。
    今回は邸内にちりばめられた組子細工の数々を、ご紹介します。

     


    玄関ホールの置き照明。
    特注サイズで、脚のデザインも変えて作って頂きました。

     

     

     

     

    広がる光と影が、大変美しいですね。

    廊下には、

     

     

     


    ブラケット照明、「風」を。

     

     

     

     

    櫛引の壁によく合います。

     

     

     

    一番の大物は、組子障子と欄間。
    普通の障子ではない物を、とご依頼を受け職人さんと相談し提案しました。

     

     

     

  • ブログ再開します

    2015/12/09

    ご無沙汰しています。

     

    デザイン部 中村です。

    ブログUP、すっかり間が空いてしまい大変申し訳ございませんでした。

     

     

    ブログを始めた当初は建築中だったこちらの物件、もう完成しております。

    ご紹介が随分と遅れてしまいましたが、まずは外観から。

     

     

     

     

    シンプルなデザインのアプローチ。

    手摺脇の壁にはさりげなく絵皿が埋め込まれています。

     

     

     

     

    玄関に向かう視線の先に、ルーバー以外視界を遮る物がないのは

    思っていた以上に解放感を感じますね。

     

     

     

     

     

     

    撮影した日は残念ながらの曇天でしたが、青空や飛行機雲、野鳥

    が飛び交う空を眺めながらこの階段をを上るのが楽しみでした。

    大きなお宅ですが、あまり威圧感を感じさせず豊かな周辺環境を

    感じるアプローチになっていると思います。

     

     

     

     

    南側から。

    広い芝生のお庭です。竣工お祝いのBBQでは大勢のお子様が準備されたプール

    で大はしゃぎでした。

     

     

     

     

     

    この中庭には、お宅に招かれた方しか見る事の出来ないある物が…

     

     

     

     

    中庭ギャラリー(勝手に命名)

    照明に美しく浮かび上がる、ご趣味の美術品達!!

     

     

    次回からはこのお宅に関わらせて頂いた設計をはじめ、

    大工・漆職人などスタッフの声の他、伝統的工芸を凝らした

    和室でも一番の見どころの組子を制作して頂きました職人の

    方のインタビューも交えてお届けしていきます。

  • 漆仕上げの空間

    2014/05/19

    この住宅では和の要素を活かし、日本古来の建築様式の

    現代的解釈を試みています。

     

    大きな特徴としては木に拘り多様な樹種を使用している事と、ブログタイトル

    にもあるように室内の塗装に一部漆を使用している事です。

    漆の語源は「麗し(うるわし)」とも「潤し(うるおし)」ともいわれ、耐久性に

    富み独特の艶が魅力です。

     

    遥か昔から私達の祖先は、漆の固化膜の特性である独特の美しさや、酸や熱・

    アルカリにも壊されることが無い強靭さを利用して造形素材や塗料、接着剤等に

    使用してきました。現在発見されている漆を使用した最古の製品は、約9000年前

    の装飾的な衣服の一部に漆塗りが施されています。

    欧米では漆器をJapanと呼ぶことからも判るように、

    日本の特産品と考えられています。

     

    現代では科学合成塗料が主流となり、新しく建設している一般住宅での使用

    は珍しくなりましたが、少し前の日本では玄関や客間等の床や壁、棚や柱、建具

    の縁などに漆仕上げが使われている住宅は今よりも多かったように思います。

    漆仕上げの特徴は、木目がはっきり浮き出た深みのある表情です。

     

    特に広葉樹は、漆を塗って仕上げた良さが分かりやすい材です。

    拭き漆を施すことでその空間の格が数倍あがるほど豊穣感が漂うので、

    ご興味がある方は一度実物を見て頂けたらと思います。

     

    一度固化すると燃えないので(灰皿の塗装にも使用される程)趣味の美術品の

    収納部屋では、床・壁を漆で仕上げています。

     

     

     

     

    引き続き、漆仕上げの空間をご紹介していきます。
     

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