組子職人、吉原さんとの出会いは数年前のIFFT(Interior Lifestyle Living )
の会場でした。
実際に見て、触れた組子の精緻で繊細な美しさにすっかり魅せられて、
ブースにいらっしゃった吉原さんと話し込んでしまったのを覚えています。
いつか一緒にお仕事が出来たら、とほんのり思っていたら意外にも早くそ
の機会は訪れました。
吉原さんのお人柄と技術の高さで、大変喜んで頂けた過去の事例は、デザイ
ンブログにてご紹介しています。
今回の住宅では木を使い、普通ではない見せ場となるようなデザインやコー
ディネート提案をして欲しいとのご依頼を頂いていました。
▪玄関に置き型の照明器具+廊下ブラケット
▪和室の3枚引き戸の障子+欄間のデザイン
▪表札
▪置き家具のセレクト・コーディネート
次回から、順を追ってご紹介していきます。
こんにちは。
デザイン部中村です。
タイムリーなお知らせがあります。
伊勢丹新宿店本館6階にて開催中の
47都道府県のものづくりに、ブログでご紹介中の吉原木工所さん
とお仲間のシマネRプロダクトの皆さんが出展されています。
シマネRプロダクトは、世界最高峰とされるフランスのインテリア
見本市「メゾン・エ・オブジェ」に3年連続出展されている若手職人
チーム。
伝統技術をもって現代にあったモノづくりを柔軟な発想でカタチにし、
世界中のバイヤーから注目を集めています。
以下、画像はシマネRプロダクトさんの作品です。
組子の照明や
吹き硝子の花器
風鈴
全国から伝統の技を駆使した工芸品の数々が催物場一杯に展示され、
とても見ごたえがありました。
明日11日まで開催ですので、お近くの方は是非。
吉原木工所さんの組子細工は新宿高島屋14F 人形町今半でも内装に
華を添えています。
暖簾をくぐって直ぐの天井照明に
障子
伝統工芸の技術を堪能しつつ、美味しいすき焼きランチも
お勧めです。
前回UPした外観写真で、全体の雰囲気は伝わったでしょうか。
今回は邸内にちりばめられた組子細工の数々を、ご紹介します。
玄関ホールの置き照明。
特注サイズで、脚のデザインも変えて作って頂きました。
広がる光と影が、大変美しいですね。
廊下には、
ブラケット照明、「風」を。
櫛引の壁によく合います。
一番の大物は、組子障子と欄間。
普通の障子ではない物を、とご依頼を受け職人さんと相談し提案しました。