こんにちは角谷良一です。
大工の小川さんが丁寧に手斧をかけた赤松の丸太が所定の位置に納まりました。
内装工事が始まるまで丁寧に養生をされています、左手に見える大黒柱もしっかり養生してあります。
続きまして大工の土屋さん、唐沢さんが取り組んでいる古材の仮組も最終段階に入りました。
各古材の配置、高さ等お客様にもご確認いただき、今月末には新たな建物の小屋梁として再出発です。
梁以外の古材も紹介させていただきます。
仮組に使われている松梁を支えていたケヤキの小黒柱です。
大黒柱は90年余りの時が刻んだ表情を生かしますが、この柱は納まりを考慮して加工します。
下の写真はこの柱に鉋掛をした状態です。
よい材料は刻を超えることが、お分かりになるかと思います。
これらの材料が所定の位置に落ち着きましたら、またご紹介させていただきます。
こんにちは。設計部の角田充です。
今日は来月のお引き渡しに向け、佳境を迎えている住宅現場をご紹介します。
初めてお施主様とお会いしたのが一昨年の暮でしたから、一年半にわたってお付き合いさせていただいている事になります。
思い返すとあっという間です。
玄関からエントランスの寄付きを見た景色です。奥に見える柔らかい光の部分がエントランスになります。
実は、この部分の天井には、照明が一切付きません。天井と壁の隙間に設けられたスリットからの間接光で、光環境を構成する計画です。
続いては、LDKに設けられた吹き抜けです。トップライトやハイサイドライトによる採光により、部屋中が柔らかな光に包まれます。
こちらはトップライトからの採光をメインにした中廊下です。
外部に面していないため、通常は暗くなりがちな中廊下ですが、トップライトの効果で非常に明るい空間になりました。
こちらは、階段壁面に設けられた採光壁です.
半透明ガラスの裏にトップライトが設けられていて、柔らかく変換された光が階段室に降り注ぎます。
2階サブリビングから階段室、水廻りに通じる通路を見ます。
同じく、2階サブリビングです。
吹き抜け越しに大型ハイサイドライトを設けました。周辺環境を借景として取り込んでいます。
如何でしょうか?
それぞれの場所に応じた光を配置した住宅です。
現場の皆の頑張りのおかげで、良い感じに仕上がってきていますので、最後の最後まで気を抜かずに走り切りたいと思います。
こんばんは、角田充です。
日中の気温が上がってきましたが朝晩はまだまだ冷え込みますので、皆様も体調には十分お気を付けください。
僕の周りでも体調を崩す者が徐々に多くなってきました。何事も体が基本ですね。
さて、前回の投稿から大分、間が開いてしまいましたがその間にも各現場はどんどん進み、建物の姿を徐々に現してきています。
つい先日、駅近傍の敷地で設計させていただいているY様邸で建方が行われました。
(因みに、建方とは建物の構造材を組み上げて、骨格を形作ることを指します。木造の場合、柱や梁・床下地等のスケルトン状態を最初に作り上げます。)
屋根の上に小さく見えるのが、大工さん達です。
建物と比べると人はほんとに小さく見えますね。
そんなこんなで、現場でY様と打ち合わせをしていると、休暇のはずの担当営業の秋元がプライベートで現れました。(しかも、家族同伴で・・・)思わずみんなで「えっ!」となりましたが、お子さんへの英才教育の一環ですね、きっと。
その後、当然のように和気あいあいと建物談議に花が咲きました。
少しだけ、二階の風景です。
如何でしょうか?
2階にLDKを設けていますが、大空間に勾配天井できっと気持ちのいい空間になると思います。
でも、まだまだ考えることは一杯ありますので、最後の最後まで気を抜かずに行かないと。
現場でどれだけ考えられるかが、本当に大事だと思う今日この頃です。
こんにちは角谷良一です。
先日洗いをかけた古材の梁の仮組が始まりました。
各材料の良し悪し、並び順、向き、バランスなどを確認するために、仮置きしています。
実際は見上げるようになるので、上から見られるのはこの時だけです。
担当の大工と比べると梁の大きさがわかりやすいと思います。
先日はお客様にも弊社の加工場にてご確認いただきました。
これから仕口の加工に入り、仮組していきます。
この住宅において古材の梁を使うのは一室だけです。
他の部屋は図面化できたのですが古材を使う部屋だけは
母屋を解体して、どんな材料がどの位出てくるのか?それが使えるのか?空間に美しく納まるのか?・・・
不確定要素が多く不安もあったのですが、ようやく少し見えてきた気がします。
はじめまして。設計士の奥村です。
温かい季節になってきましたね。鯉のぼりもとても気持ちよさそうです。
(沼津港こいのぼりフェスティバル)
ブログを書くのは何年振りでしょうか・・・
学生の時に挑戦して挫折して以来です。
設計から建物が完成するまでの間について、お施主様との打ち合わせ風景や現場での施工状況などなど、色々お伝えしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。