密着ブログでははじめまして、こんばんは。
大工の遠藤です。
最近、お疲れ気味の監督さんに代わって、
少し書かせてもらいます。
着工後、もうすぐ1か月が経とうとしています。
なんとか、予定通りに、工事が終わりそうです。
そして、想像以上に、綺麗に仕上がりそうです。
完成をお楽しみに~
密着ブログのサブタイトルにある(誰が考えたのか知りませんが!?)
「大工の技とデザインの融合」
と、とても大それたことを言っていると思われるかもしれませんが、
“大工の技”とは、無垢の木を使い、複雑な構造に対して的確な継手で、
釘など金物を一切使わないで建設すること。
正解です。
が、ここでは違います。
リフォームにおいての大工の技。例えばこの現場。
外観はごく普通のマンションなんです。
いや、普通ではなく築30年の古いマンションなんです。
天井高が低く、床の水平レベルも悪いんです。
配管が変なとこを通っているんです。
解体してみないとわからないことが多く、
でも工期内に終わらせなければならない。
と、制約が多いんです。
制約に対して妥協しないことが出来れば、成功です。
なおかつ、「デザインせよ」と。
時間をもデザインしてしまう監督の角谷さんはたまに鬼になりますが、
良いクライアントと設計が大工を育てるということを知っています。たぶん。
少し現場を紹介します。
どこかに竹を使います。
千賀君の案ですが、僕も楽しみです!!
僕が昨日仕上げたカウンターの隅です。
ここの一角と、カウンターの角に命をかけました(笑)
デザインに関しては試行錯誤なところが多いのですが、
そこに意図があれば、良いデザインになるということはわかってます。
あと、非常に個人的な意見ですが、
デザイナーという言葉は嫌いです。
クリエイターという言葉もいやです。
職人という言葉は言うまでもなく好きです。