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  • ゆずりは

    2012/10/28

     

     

    こんにちは 平松です。

     

     

    涼しくなり、一番仕事のやりやすい環境になりました。

     

     

     

     

     

     

    さて、S様邸では工事と並行して、大仕事が何日か前から進んでいました。

     

     

    この巨木、『ゆずりは』という木らしいです。

     

     

     

     

     

     

    35年前に家を建てた時に植えたものらしいです。

     

     

     

    親が子を育て、家が代々続いていくように見立てて縁起物とされている木らしいのですが、芯が腐っていたので新しい家になるのに縁起が悪いと、お父さんが少しづつ枝を切っていました。

     

     

     

     

     

    今日はそのラストスパートです!

     

    親子三代で縦に、横に、硬い木と大格闘しておられました。

     

    今度また新しく木を植える予定があるみたいです。そちらも楽しみですね!

     

     

     

     

     

    自分もゆずりはと格闘したく、うずうずしていたのですが、家族の思い出の場に邪魔をしてはならんと、仕事に集中します!

     

     

     

     

    今日は和室の書院になるところを進めました。

     

    クスの地板を入れて

     

     

     

     

    クスの束と天板を取り付け、中の壁を仕上げると、こうなります!養生をすぐにしてしまったので、仕上がりの様子は完成までのお楽しみです!

     

     

     

     

     

    天板からすこし角が出ているのがわかるでしょうか。これは間違ったわけではなく、伝統ある和室の納まりなのです。

     

     

    こういった微妙なバランスをうむところは、先輩に聞いたり、本を読んだり、仲間に相談したりしながら、1ミリ単位で寸法を決めていきます。

     

     

     

     

     

     

    正解が決まっているわけではなく、自分の色がこのような箇所にでてくるのが、この仕事のおおきな面白さだと思っています。

     

     

     

    大変奥の深い仕事だと日々痛感しています。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

 
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