こんにちは。角谷由美です。
お正月の三箇日はゆっくり家族で過ごすことが出来ました。
昨夜長男は京都へ帰ってしまいましたが、次男は明日の
午後まで一緒に居てくれます。
・・・ですが、先ほど主人と次男と次男の友達でスキーへ
お出かけしてしまいました。寒がりの私は自宅待機の
ブログアップです。(笑)
柔らかなラインを大事にした通り土間の小上がりは
欅の柱、欅の耳框、旧家の桜の框、大正時代のアンティーク建具
旧家の銅板の屋根、櫛引仕上げの左官の壁・・・
正面には、相生杉のラインと坪庭のFIX窓とデザイン障子の窓・・・
そして、最後に選んだ芹沢銈介デザインの暖簾・・・
私の作品のいずれもインテリアの小物までもが、デザインの
ポイントになっています。
建築を建物の箱としてとらえるのではなく、生活の場
いつもの皆様の視線で見ると、その映像には空気感が
大事なのです。
ただの箱にそれを感じるのは非常に難しく、そして
生活をデザインするには、光と影も大事なポイントに
なります。
より素敵な空間になるように、最後に映像におさめる時は
彩りを添えてあげたいのです。
「出来ました。ポン!」の設計者との違いは、考え方です。
そして、その環境はお客様との関係にあります。
お客様との出逢いがあり、打ち合わせを経て出来上がっていく
形ある全てのものに対してご一緒に考えて行く・・・
私が大好きな建築をインテリアの世界をお客様にも楽しんで
頂きたいのです。
今回は、今まで以上に旧家の素材を次の世代に思いを伝えて
いくデザインを・・・素材の出来上がる過程を職人さん達の技を
最終の仕上がりを「うわ~・・・」の気持ちをお伝え出来たのでは
と思っております。
私の作品と語っていますが、全ての素材とお客様の思いと
職人さん達の力を合わせて行きながらトータルデザインをしてくのが
私の主な仕事です。
その思いを形にする・・・で、メンバーが大いに活躍してくれます。
既製品の形、サイズ、素材ではバランスが取れない時
無垢の素材プラスαの素材がオーダーメイドの素敵な形に
生まれ変わります。
これが最高に楽しいのです!!
木目が素敵に現れた時などは本当に「うわ~!!」なのです。
今年は無垢の素材プラスαの 「α」 の部分に力を入れて行きます。
ガラス・皮・鉄・アクリル・和紙・左官・・・etc.
アイディアは無限大に広がります。
ほうら、暖簾を紺に変えただけでイメージはこんなにも
変わるのです。
次回は、夜の風景と共に今年の「次のステップ」について
お話します。
皆がスキーから帰ってくる前に私もリフレクソロジーに
行ってきますね!