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  • 無垢の家具が出来るまで

    2013/04/18

    こんにちは!

    西田遼太朗です。

    前回紹介したローボードの制作過程をちょっと詳しく。

     

    簡単にはこいつは出来ないのです。

     

     

    材料のウォールナットが会社に搬入された時です。

    ざっくり切られたて乾燥させた状態です。

    なんだか汚らしいですよね。

     

    これを

    今回は平松親分が削りまくってくれました。

     

    だんだんきれいな木目が出て来ましたね。

    白太(白い部分)と赤身(今回は黒い部分)が見えますね。

    白太は、木の表面に近い部分で、軟らかく、虫に食べられやすく、暴れやすい部分なので

    切り捨てられてしまうことも多いのですが、僕は好きです。

     

    ちなみに、この写真の木の木口が緑色に塗られているのはなぜでしょう??

    木口を見ると、その木の白太と赤身がどんな風に分かれているかわかっちゃうんですぅ。

    だから削るまでこの木がどんな木目かって正直俺にはわかんないいんです。

    えらいべっぴんかもしれないし、節があって味のある奴かもしれないし。。。

     

     

    そんな感じで木目が出てきたら、木目をどんな風に並べるかを決めて剥いでいきます。

    剥ぐのは前回紹介した通り。

    この木目の並べ方で、個性が出るんだとか!出ないんだとか!

     

    こんな風にきれいにくっつくと気持ちいいですね。

    こんな時大工はいろんな事を考えます。

    とうやったら木が暴れないか、出来る限り木の表面を傷つけないで木と木を接合するのかとか。

    木の向きはどうしようかとか、接着剤まで色々試してみたりとか。

     

    割れるかな??って思ったらかっこよく割れ止めしたり。

    チギリってどうしてこんなにかっこよろしいいのかね。

     

    そんな議論を夜中までやってしまう大工さんです。

     

    せっかく気持ちを込めて作った家具ですから、長く使ってほしいですからね。

    まだまだ挑戦している部分も多いですし、これからも挑戦は続くのだろうと思います。

    これまで作った家具とも、ずっと付き合っていく事になるんだと思います。

    正直、答えが出なさそうな気がしているのは僕だけですか?

     

     

    でも、塗装されてきれいな木目が出てくると、たまりませんね。

    無垢の家具だからこそのこの質感が本当に素敵だと思います。

     

    かっこよく写真まで撮ってもらって。

    こんな感じで、これからもお客様とのつながりを大切にできる家具作りをしていけたらいいですね。

     

    あ~このローボード自分で欲し~

     

     

     

 
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