こんにちは。小山卓也です。
今日は家を建てる際、家具を制作する際には欠かせない接着材についてです。
建築現場で普段から釘やビスと併用して、木材の固定に用いているのが・・・
通称白ボンド。
正式には酢酸ビニル樹脂系エマルジョン接着材と言うそうです。
硬化時間は半日から1日で、ビスやクランプなどで圧着しながら
硬化を待ちます。
耐水性はないので屋内専用となります。
詰め替え用の袋ボンドを現場に置いておき、なくなったら
補充して、出番を待ちます。
向こう側の景色が見えるくらいに、絞り出して
捨てるのが快感です。。。
野物(下地材)ではなく、塩化ビニルフィルム化粧材や
塗装後の木材などの接着にはこれ。
※軟質塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、シリコン樹脂等は接着しない。
そして、僕たちが家具の剥ぎ合せやほぞなどの仕口部分の接着に用いているのが
フランクリン社製のタイトボンドⅢ。
耐水性に優れ接着力は強力、屋外の家具にも使用できます。
FDA(米国食品薬品局)認可で、直接口に触れるまな板、木の器にも使用できるそう。
硬化時間は白ボンドに比べて、かなり早いので
沢山の板を一度に剥ぎ合せたりする際には、作業スピードをもとめられますが
拭き取れるし、硬化後はカチカチになるので、サンディングはしやすいです。
緑のボトルがタイトボンドⅢで、ほかのボトルも
硬化時間が長かったり、耐水性に優れていたりとそれぞれの特徴があります。
用途や場面によって、接着材も使い分けていきたいですね~