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  • オープンハウスに学ぶ住宅設計の本質1・横内敏人氏

    2013/11/08

    おはようございます。角谷由美です。

    大人の軽井沢スポットをお伝えする前に先日の建築セミナーの

     様子をお伝えします。

     

    京都造形芸術大学大学院教授の横内敏人氏の設計した

     ヒメシャラの森の家、熱海リフレッシュセンターを横内氏と共に

     見学し、空間を体験しながらプランニングの意図、ディテールの

     納め方、寸法、素材の用い方について学んで来ました。

     

    日々、何かを得たいと感じて過ごしていますが

     学生の立場で設計士と共に建築を巡れるこの機会は

     とても参考になりました。

    明日も同じく京都造形芸術大学大学院教授の

     堀部安嗣氏と共に伊豆高原の別荘を見学に

     訪れます。後日お伝えさせて頂きます。

     

     

     

     

    横内氏がまだ独立される前にコンペで入選して設計された

     熱海リフレッシュセンターは実施設計は前川建築設計事務所と共同で

     行われました。

    1989年に竣工した、RC造地上4階地下1階、延床面積3757㎡の

     温泉保養施設は、十数年経過した現在でも稼働率の高い人気のある

     施設です。

     

     

     

     

    横内氏からは初期の作品で、今から見るとご自身ではまだまだ

     納得されない部分があるとの事ですが、敷地の特徴を捉えて

     設計のコンセプトを考えて行く手法を伺いながら

     その時のコンペの様子など・・・とても興味深いお話を

     聞くことが出来ました。

     

     

     

     

    建築を学ぶ皆さんとご一緒に、横内氏を囲んでの一日・・・

     まだまだ沢山学ぶことの多い事に改めて気づく日でもありました。

     

     

    本当は、アンモナイトの家を楽しみにしていたのですが

     直前にお施主様の都合で熱海リフレッシュセンターに

     変更になったのですが、是非機会がありましたら

     また、参加させて頂こうと思います。

     

     

     

     

    ヒメシャラの森の家は、原生の森の中に囲まれた

     ガラスで囲われた森と一体化する空間として

     設計をされていますが、非公開の為

     詳細は横内敏人建築設計事務所の

     ホームページでご覧になって下さい。

     

     

    横内氏の木建や、設備のおさまりの詳細

     使用される素材、オーダー家具の製作依頼先

     一番嬉しかったのが、一つのスケッチブックに

     おさめられたコンセプトをまとめて設計を

     まとめていく手法・・・真っ白なスケッチブックに

     平面、パースなど・・・

     

    お施主様に最初から、外構や家具のイメージまで

     伝えていく手法・・・

     

    何よりも温かいお人柄で、ご一緒に昼食を頂きながら

     いろいろなお話をさせて頂きました。

     横内先生、ありがとうございました。

     

     

    明日は、軽井沢の続きをお伝えします・・・

  • 2012年日本建築学会賞受賞の「真壁伝承館」

    2013/11/06

    おはようございます。角谷由美です。

     茨城の旅の最後は日本建築学会賞受賞の桜川市の

     「真壁伝承館」をお伝えします。

     

    設計は早稲田大学教授の新谷眞人特任教授、法政大学の渡辺真理教授

     工学院大学の木下庸子教授です。

     

     

     

     

     

    戦国時代から続く街並みに土蔵・門など歴史的建造物が息づく

     地域にある図書館・歴史資料館・集会施設・ホールが入った

     複合施設です。

     

     

     

    景観に合わせて市民とともに設計に組み込んでいく手法を用い

     「建築と都市、建築と歴史、作り手と使い手の間に連続性を

     構築する新たな設計方法の提示と実践を通して極めて

     質の高い建築空間を創造することに成功している」と

     評価されています。

     

     

     

     

    鉄板パネル付き鉄骨ラーメン造 地上2回建で

     内部は様々な形の開口があります・・・

     

     

    階段から下を望むと不思議な空間に・・・

     

     

     

     

    白い外壁は鉄板に遮熱塗料を塗布しています・・・

     

     

     

     

    暗くなる前に辿り着けて良かったです・・・

     

     

    さて、茨城を後にして190キロの旅へ・・・??

     次回にお伝えします・・・

     

  • 笠間の家

    2013/11/05

    おはようございます。角谷由美です。

       昨日は建築家の横内敏人氏の建築ツアーに参加をして

       作品を見ながら設計手法やお施主様との距離感など

       いろいろなお話をさせて頂きました。

    後日、その様子をUPしますので楽しみにしていて下さい。

     

    さて、笠間の目的地もとても印象深く素敵な出逢いもありました。

     日本を代表する建築家 伊藤豊雄氏設計の「笠間の家」は

     日本建築家協会新人賞を受賞した作品です。

     

    1981年、陶芸家 里中英人氏(故人)のアトリエ兼住居として

     建築され、笠間市が里中氏遺族から寄贈を受け市の整備により

     一般に公開されています・・・

     

     

     

    建築界のノーベル賞と位置づけられる米プリツカー賞を受賞した

     伊藤豊雄氏の初期建築・・・

     

     

     

    市の整備により完成当初に近い形で修復されています・・・

     

     

     

    陶芸家・里中英人氏の表札のままに・・・

     

     

     

     

    中に入るとグレーとホワイトの空間が広がります・・・

     

     

     

     

    光が差すとそれ自体がアートに・・・

     

     

     

    自然を切り取る窓と・・・

     

     

     

     

    勾配天井のトップライトからの光・・・

     

     

     

     

    無機質な空間だけれども優しい空気で・・・

     

     

     

     

    案内のスタッフの方としばしお話を・・・

     

     

     

    設計図もチェック・・・

     

     

     

     

    案内のスタッフの方とお互いのBLOGについて

     ちょっと楽しい時間を過ごさせて頂きました。

     

    温かいお心遣いをありがとうございました!!

     

     

    さあ、暗くなる前に建築学会賞を受賞した次の建築を見に・・・

     次回にお伝えします・・・

  • 水戸 偕楽園の襖

    2013/11/02

    おはようございます。角谷由美です。

     今日は水戸偕楽園の続きで見事な襖絵をご紹介します。

     

     

     

    最初に菊の間から・・・

     総板敷で厨(くりや:食事の準備の場所)として

     使用されていたところです。

     

     

     

     

    桃の間・・・

     

     

     

     

    つつじの間・・・

     

     

     

    桜の間・・・

     

     

     

    萩の間・・・

     つつじの間、桜の間、萩の間は、藩主夫人来亭の際などの

     お付きの婦人たちの詰め処、休憩室として使用されました。

     

     

     

     

    松の間は奥対面所で、紅葉の間が次の間でした・・・

     

     

     

    竹の間・・・

     

     

    見事な襖絵に囲まれながらの生活・・・

     時代の流れを感じつつ、溜息が出てしまいます・・・

     

     

    次回は、この後訪れた旬彩和食処をご紹介します。

     

     

  • 水戸 偕楽園

    2013/11/01

    おはようございます。角谷由美です。

     水戸の続きは、金沢の兼六園、岡山の後楽園とならぶ

     「日本三大公園」のひとつ「偕楽園」をご紹介します。

     

     

     

     

    天保13年(1842年)に水戸藩第9代藩主徳川斉昭によって

     造園され、13haの広さに約百品種・三千本の梅が植えられています。

    梅以外にも四季折々、秋には可憐な萩の花などが見れます。

     

     

    今回は、徳川斉昭自らが設計した木造2層3階建ての好文亭

     を見学に行きました・・・

     

     

     

     

    南門から入り・・・

     

     

     

     

    竹の屋根を見ながら・・・

     

     

     

     

    階段を上がり・・・

     

     

     

     

    好文亭へ・・・

     

     

     

     

    入り口の羽衣の松の展示を過ぎ・・・

     

     

     

     

    庭を眺めながら・・・

     

     

     

     

    苔を愛で・・・

     

     

     

     

    光の映りこみの美しさに見とれ・・・

     

     

     

     

    2階から庭園を見下ろし・・・

     

     

     

     

    屋根の模型で木の組み方を見て・・・

     

     

     

     

    一つ一つの設えを見て・・・

     

     

     

     

    外の待合もしっとりと・・・

     

     

     

     

     

    次回は、見事な襖絵の数々をお伝えします・・・

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