おはようございます。角谷由美です。
小淵沢から長坂へ・・・。清春芸術村へ立ち寄りました。
中央の「ラ・リューシュ」。
ギュスターブ・エッフェルが設計し1900年に
開催されたパリ万国博覧会のワインの
パビリオンとして建設されたものが
モンバルナスに移築されアトリエに改装され
若き日のシャガールやモジリアニなどの
巨匠たちが住んでいた所として有名で
現在はパリ市の記念建築物として保存
されています。
その建築を再現したラ・リューシュも
芸術館の創作の場としてアトリエと
生活設備が整えられています・・・
谷口吉生設計のルオー記念館は、ジョルジュ・ルオーを
記念して建設された礼拝堂で、芸術家たちの瞑想の場
となっています・・・
ルオーがエベール・ステヴァンのアトリエで
製作した「ブーケ」のステンドグラス・・・
堂内の壁面にはルオーの銅版画が
掲げられています・・・
そして、安藤忠雄の光の美術館・・・
内観は撮影出来ませんが、自然光だけを取り入れた
空間に、印象的なアントニ・クラーベの作品が
掲げられています・・・
次回は、清春芸術村の後半をお伝えします・・・
おはようございます。角谷由美です。
最初にお知らせです。
「美術館」のカテゴリーを増やしました。
「休日にちょっと芸術にふれたい・・・」
そんな気分の時に是非参考にされて下さい。
前回の「京都に行きましょう。」のカテゴリー分類が
お客様に好評で、「立ち寄りました。」のお声を
何度か頂きました。
デザインリノベーションをされたお客様は、行動力も
ある方が多く、沢山の素敵を探しにお出かけされる
ようです。美術館も是非、立ち寄って下さい・・・
それでは、今日の美術館は・・・
八ヶ岳にある平山郁夫シルクロード美術館です。
水澤工務店 設計 鉄骨鉄筋コンクリート造
1097㎡はグッドデザイン賞を受賞しています。
「私がシルクロードを歩くようになったのは、日本文化の
始まりである仏教伝来の道をたどることが目的だった。」
という平山画伯の「仏教伝来」「アレクサンダーの道」
シリーズなど、シルクロードと関わりの深い作品が
展示されています・・・
八ヶ岳の景色を楽しみながら過ごせるらくだ公園
ライブラリー、ラウンジなど、ゆったりと作品を
楽しめます・・・
シルクロードの衣装を着て撮影出来る
スペースもあります・・・
八ヶ岳周辺は日本文化の源である縄文文化の
中心地のひとつでもあり、かつて絹の往来する
道でもありました。
ユネスコ親善大使を務めながら創作活動を
続け、79歳で亡くなるまで日本画を描き続けた
平山画伯の、ラフスケッチから構図まで
いろいろな絵画の見方も楽しめる美術館です・・・
おはようございます。角谷由美です。
ぶどうの丘を後にして、八ヶ岳に到着して
最初に訪れたのが、中村キース・ヘリング美術館です。
建築家 北川原温の設計により「光と影」を表現した
空間を創出。キース・ヘリングの作品を見ると同時に
彼が駆け抜けた時代について、想いをめぐらして
欲しい・・・とのコンセプト。
美術館に入ると、真っ暗な空間と光の空間
(足元が見えないほどの空間を抜けたり
屋上に出て光を浴びたり・・・)
そんな空間の中で、キース・ヘリングの
想いを感じることが出来ます・・・
36,000㎡の敷地には沢が流れ、豊かな森を形成しています・・・
1980年代を代表するアメリカ美術を代表する
アーティストで、世界中で壁画を制作したり
ワークショップなども開催し、社会的なプロジェクトも
数多く手がけているキース・ヘリング・・・
1988年にはHIV感染と診断され、その翌年には
財団を設立しました・・・
1990年に31歳で亡くなるまで、アート活動を通して
HIV/AIDS予防啓発運動にも最後まで積極的に
関わりました・・・
おはようございます。角谷由美です。
森鴎外記念館の直ぐ近くにある
彫刻家としてはじめて文化勲章を受章した
朝倉文夫のアトリエ兼住居だった建物が
朝倉彫塑館です・・・
内部は撮影出来ませんが、当初は小さな住居を
昭和3年から7年の歳月をかけて手をいれ
朝倉が自ら設計して、細部に至るまで様々な
工夫を凝らした空間は、とても見ごたえがあります・・・
住居の部分は丸太と竹をモチーフにした
数寄屋造り、鉄筋コンクリートの旧アトリエには
「猫の間」と呼ばれる、朝倉の愛した猫を
モチーフにした作品が一同に会した空間
中庭には池を中心とした日本庭園、屋上には
オリーブの樹が印象的な屋上菜園があります・・・
建物が国の有形文化財に登録され
敷地全体が「旧朝倉文夫氏庭園」として
国の名勝に指定されています。
中に入ると、驚きの空間が待っています。
是非、訪れて下さい・・・
おはようございます。角谷由美です。
今日は、沼津市大岡でアジアンテイストな
リノベーションの内覧会を開催しています。
これから、会場へ・・・。
スーツ姿の西田君もお待ちしていますので
是非、ご来場下さい!!
http://www.hd-s.jp/event/20140510.html
それでは、箱根の続きをお伝えします。
(ご覧になったら、内覧会の会場へ
出発して下さいね。(笑))
昨年箱根にオープンした、岡田美術館を
訪れました。
かなり、スケールの大きな美術館で、紀元前のものから
大きな焼き物や土器、国宝級の美術品の数々・・・
美術館のファサードには、俵屋宗達の代表作
「風神雷神図屏風」(京都・建仁寺蔵)を
福井江太郎氏によって「風・刻」と名付けられて
創造的に再現された、30メートルにも及ぶ
巨大な展示・・・
その反対側には足湯カフェがあり
巨大な展示を観終わった後・・・
もしくは途中休憩に、嬉しいところです・・・
そうなんです。5階建ての広い会場に日本・中国
韓国を中心とする古代から現代までの美術品が
展示されています。
そして、「~湧水・樹木の生命力~自然の恵みを
感じる庭園空間」をコンセプトにした自然林
滝や池などを配置した庭園散歩も高低差が
かなりあり、足湯はとても嬉しかったです・・・
この地に存在した外国人向けホテル「開化亭」の跡地に
緑豊かな食の複合施設「箱根蔵町」も、もうすぐ誕生
します。
お願いすると、中を見学させて頂けました・・・
そして、その脇道を登って行くと・・・
渓流の流れる庭園へ・・・
広大な庭園と沢山の美術品に囲まれ、長時間
滞在出来る美術館です。
足湯に浸かりながら、平成の「風神雷神図」を
ゆっくりと鑑賞して下さい・・・