おはようございます。角谷由美です。
富士山方面のドライブのメインの目的は
千葉学が建築学会賞をとった富士ハピネス・・・
盲導犬の育成施設です。
富士宮の広大な芝生の敷地に平屋の建物が配置されています。
受付で館内の見学の希望を伝えると、見学可能エリアを
教えて頂けます。
そして、丁度盲導犬のデモンストレーションが始まると聞いて
会場へ向かいました。
沢山の方々がいてちょっと驚きました??
そして、30分のデモンストレーションを聞いて見て感じた事は・・・
全国の視覚障害者は、37万人・・・
目の見えない方、目の見えにくい方・・・
見えないという事の外出の規制
(杖か盲導犬がいないと人込みを歩けないのです。)
何よりも、盲導犬は1013頭しかいないという事実・・・
その盲導犬を育成するには、生まれて1年間はボランティアの家に
引き取ってもらい、愛情を注がれながら人との生活のマナーを学び
その後1年間は育成施設で盲導犬としての教育を受けて
最終試験に合格するのが3割~4割、それ以外はまたボランティアの方に
引き取って頂き、盲導犬になって働くのは8年間で、その後も
またボランティアの方に引き取られて行く・・・
この盲導犬の育成は全て寄付とボランティアの方々に支えられているのです。
とても膨大な時間と愛情で支えられた盲導犬が働いているのです。
広大な施設の中はその時期によって盲導犬のエリアが
分かれていて・・・
かわいい子犬のエリア・・・
本当にかわいく、走り周ります・・・
これから出産をするお母さん犬・・・
バスで沢山の方々が見学に来ていました。
帰りに募金をしながら、私に出来る事を考えます・・・
建築学会賞をとった建造物を見たいと思い、ここに訪れましたが
良い建築とは、様々な効果を生み出すのだな・・・という思いと
ブログで皆さんに盲導犬について少しだけでも知って頂ければ・・・
見えないという不自由について、見えにくいという不自由について・・・
そして、このハーネスを付けている時は盲導犬は「お仕事中」です。
そっと見守ってあげて下さいね。