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  • 八海山雪室 大正の雪室と現代の雪室

    2015/02/20

    おはようございます。角谷由美です。

     皆さん、雪室をご存じですか??

     

    雪とともに暮らしてきた先人たちの知恵による

     伝統的な貯蔵技術=雪を利用した冷蔵庫

     なのです・・・

     

     

     

     

    こんな風に、雪に埋もれて困ってしまうところですが

     折角の雪、利用しなくては・・・

     

     

     

     

    先人たちの知恵を活かし、藁で小屋を

     作り、もう一度木組みをして藁で包んで

     重たい雪の対策と断熱効果で雪を

     保存します・・・

     

     

     

     

    3月に作る雪室の中の雪は、7月を迎えると

     溶けてしまう前に、保冷剤として売りに

     出されます・・・

     

     

     

     

    その雪の使い道は、魚などを冷やすために

     地域の人々の役に立っていたのです・・・

     

     

     

    そして、現代の雪室は・・・??

     

     

     

     

    この扉の奥に・・・

     

     

     

    電気エネルギーを用いないで、雪の温度で

     日本酒をゆっくり熟成させる、世界的にも

     珍しい環境に優しい建物なのです・・・

     

     

     

     

    1000トンの雪を収容する雪中貯蔵庫で

     空きスペースには、野菜なども貯蔵

     されています・・・

     

     

     

     

    3月に、また新しい雪が運ばれて来て

     下の方に残った雪は重さで氷に

     ならないように、新しい雪と混ぜ合わせて

     次の年の3月まで1年間この雪室を

     雪で冷やしてくれるのです・・・

     

     

     

     

    ここで、冷やされて熟成されたお酒・・・

     

     

     

     

    記念のボトルを購入して、メッセージを書いて

     最大5年間の熟成期間まで預かって

     もらえます・・・

     

     

     

    雪に冷やされて熟成する記念の1本。

     ロマンがあって素敵ですね・・・

 
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