おはようございます。角谷由美です。
現在ニューヨーク在住の世界的人気のある現代日本画家の
千住博氏と建築界のノーベル賞「プリツカー賞」受賞の
西沢立衛氏の出逢いは、なんとバスの中だそうです・・・
偶然の出逢いから、アッと驚かすような建築をお願いします・・・そんな
バスの中の話から、千住博さんの作品約100点を所蔵する個人美術館が
誕生しました。
遮光やセキュリティの為に暗い空間である既存の美術館に
批判的な千住博さんの意向で、周囲の自然や地形と
一体となった総ガラス張りで床も含めて曲面を多用した
建築は、出逢いの約束通り型破りな美術館となりました。
6万株の樹木や草花による「カラーリーフガーデン」に囲まれて
白とガラスが浮かび上がります・・・
外観しかお伝え出来ないのが残念ですが、是非軽井沢を
訪れて、この伸びやかな空間で千住博さんの作品を
ご覧になって下さい・・・
滝をテーマにした作品のその作品の為だけに作られた
展示室があります。心穏やかに建築と作品が一体となった
空間でひと時を楽しまれて下さい。
併設のギャラリー館で、千住博さんと西沢立衛氏の対談の
DVDを見ることが出来、芸術家と建築家のコラボの素晴らしさを
実感出来ました。四季折々のカラーリーフガーデンに囲まれ
建築と共に鑑賞出来る、千住博氏の次の作品を楽しみにしています。
次回は、帰路の途中で立ち寄った安藤忠雄氏設計の
美術館をお伝えします・・・